スタッフ プロフィール

多和田 葉子 (たわだ ようこ) ・作家、詩人

ベルリン在住。国立市立国立第五小学校、第一中学校を経て、都立立川高校、早稲田大学文学部を卒業。日本語、ドイツ語での創作が世界的に高く評価されている。芥川賞、野間文芸賞、早稲田大学逍遥大賞のほか、2016年クライスト賞、2018年全米図書賞受賞。高瀬アキとの音楽性に富む朗読パフォーマンスを継続し、さいたまトリエンナーレに招聘されるなど活動は多岐にわたる。2017年くにたち文学賞審査員に就任し地域文化の発展に貢献。また2018年1月開催のケルン詩祭芸術監督に就任。2019年度朝日賞受賞、2020年紫綬褒章。

平野 一郎 (ひらの いちろう) ・作曲家

2001年より作曲活動を本格開始、京都を拠点に日本の風土や伝承に根差した創作を展開。響きや調べ、声と言葉の根源をたずね、失われた身体性・全人性を呼び覚ます音楽世界を志す。日本交響楽振興財団作曲賞最上位・日本財団特別奨励賞、青山音楽賞、京都市芸術新人賞、現音富樫賞、藤堂音楽賞、京都府文化賞奨励賞等受賞。ISCM世界音楽の日々2008入選。代表作に「モノオペラ〈邪宗門〉」「四季の四部作」「八幡大縁起(はちまんだいえんぎ)」「鱗宮(イロコノミヤ)△交響曲」「蜃氣樓(しんきろう)●協奏曲」「胡絃乱聲(こげんらんじょう)」「とこよのはる」「連作交響神樂」等がある。 ホームページ

川口 智子 (かわぐち ともこ) ・演出家

東京学芸大学大学院修了。佐藤信に師事。海外劇作家の翻訳上演、アジアのアーティストとの協働作業、音楽・ダンス・伝統芸能等ジャンルを超えた創作を多数展開。イギリスの劇作家サラ・ケインの戯曲上演に長年取り組み、代表作はコンテンポラリー・パンク・オペラ『4時48分 精神崩壊』(2020年初演)。そのほかの演出作品に多和田葉子複数の私Vol.3『動物たちのバベル』(2018年)、音楽劇『メドゥーサの罠』(2016年、主催:草津夏期国際音楽アカデミー&フェスティヴァル、清水寛二との共同演出)など。『多和田葉子の〈演劇〉を読む』(論創社)に創作ドキュメントを執筆。東京学芸大学非常勤講師、立教大学大学院兼任講師。 ホームページ

北村 成美(きたむら しげみ) ・ダンサー、振付家

通称、なにわのコリオグラファーしげやん。6歳よりバレエを始め、1992年英国ラバンセンターにてダンスを学ぶ。「生きる喜びと痛みを謳歌するたくましいダンス」をモットーに、国内外でのソロダンス作品上演を主軸に、日本各地で市民参加による大型コミュニティダンス作品を発表。ミュージカルや演劇など舞台作品の振付、音楽家や美術家との共同製作、映像作品やCMの振付など、数多く取り組む。平成15年度大阪舞台芸術新人賞、平成22年度滋賀県文化奨励賞を受賞。一般財団法人地域創造ダンス活性化支援事業登録アーティスト。

谷口 智子(たにぐち ともこ) ・ 美術

建築家。住まい・お店・遊び場など「人の営みに働きかける場」をテーマに空間設計している。瀬戸内国際芸術祭2010で「オルガン」を展示(男木島にて滞在制作)。座・高円寺「リトル高円寺」会場デザインとワークショップ(2011年)。「みんなでつくるジャングルジム」ワークショップ企画・デザイン・運営(2012年)。など、作る現場と遊びについての活動も行っている。その他、既存不適格建物の改修設計、福祉施設の企画設計(改修)など、使い継ぐ建物の設計にも携わっている。ティー・プロダクツ建築設計事務所 代表

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谷本 喜基(たにもと よしき) ・コーラスマスター

和歌山県出身。東京藝術大学音楽学部声楽科卒業。都内を中心に数々の合唱団の音楽監督・指導を務めるほか、指揮者、ピアニスト、またアンサンブル歌手としても精力的に活動している。室内合唱曲から管弦楽付き大規模合唱曲、オペラまでレパートリーは幅広い。2019年3月に東京藝大内で上演されたオペラ《長安悲恋》(松下功作曲・湯浅卓雄指揮)では同大学在学・卒業生で構成された特別合唱団の指揮を務め、公演を成功に導いた。

水戸 見弥子(みと みやこ) ・稽古ピアニスト

桐朋学園大学音楽学部演奏学科ピアノ専攻卒業。同アンサンブル・ディプロマコース修了。母校の声楽科、オペラ研修所の伴奏員を経て、 現在は、声楽・合唱・室内楽をはじめとする全国各地でのコンサートや録音、 またカーネギーホール等の海外公演にも度々同行し、国内外で活発に演奏活動を行っている。1999年、ヨーロッパで活躍するN.J.ジヴコヴィッチ作曲「Die Arten des Wassers」(水の種類)の日本初演後は、邦人作品の初演も多く、東京・春・音楽祭での「パルジファル」「タンホイザー」、都響「第九」「イワン雷帝」等の音楽スタッフを務め、文化庁「本物の舞台体験事業」では、ピアニストとして参加している。

せせらぎ(古賀 彰吾/こが しょうご)・

スティルト指導

2011年、座・高円寺劇場創造アカデミー修了後、同期メンバーと劇団ドクトペッパズを結成。以降、主として人形やオブジェクトを用いた子供向けの演劇作品の創作、上演に関わる。(代表作に『ダンボーレ!』『うしのし』『ペノシマ』など)また足長芸人「せせらぎ」として全国の大道芸イベントへの参加を続けると共に、足長のWSを通じて多くの人に大道芸に触れてもらう機会を作っている。2017年ヘブンアーティストライセンス取得。都立国立高校出身。

定行 夏海(さだゆき なつみ) ・振付助手

幼少より⻄アフリカの伝統芸能を柳⽥知⼦⽒と⺟である定⾏雅代より学ぶ。中学生からNPO法人みやぎダンスの舞台作品に参加。2008年京都造形芸術大学舞台芸術学科に入学しコンテンポラリーダンスを伊藤キム、寺⽥みさこらに師事。

現在は「誰もが対等に在れる場づくり」を目指し、ダンサー、ワークショップファシリテーター、振付等インクルーシブダンスを中心に活動中。福祉の現場で運動療育士®として児童発達支援も行っている。

東京2020 パラリンピック開閉会式にアカンパニストとして出演。AfroDanceGrooveインストラクター/SLOW LABELスペシャリスト。