Introduction

くにたち市民芸術小ホールで2022年春に世界初演となるくにたちオペラ『あの町は今日もお祭り』。当ホールが1987年に設立以来、35年の年月をかけて初めて手掛ける創作オペラです。

当ホールでは2016年から、国立市出身で現在ドイツ在住、世界的に活躍されている作家・多和田葉子氏との企画「多和田葉子 複数の私」シリーズを実施してきました。氏の幅広い芸術活動を紹介したVol.01,02に続き、Vol.03,04では市民出演・参加による演劇・朗読会を行い、地域の文化的価値を市民との協働で表現する意義を見出すことができました。

Vol.05となる今回は、多和田氏の賛同も得て満を持しての新作オペラ制作・上演となります。このまちを題材にした氏書下ろし台本をもとに、各分野で卓越した活動を行うアーティストの皆さんそして市民の力を結集し舞台を創り上げます。ここでしか生まれえない作品に取り組む小さなまちの小さなホールによる大きな挑戦。「新たな芸能」が此処に姿を現します。

公演概要

公演日: 2022(令和4)年4月30日(土)16時 / 5月2日(月)18時30分 / 3日(火・祝)16時 全3回公演

上演時間: 2時間20分(予定)

会場: くにたち市民芸術小ホール ホール (東京都国立市富士見台2-48-1)

主催: 公益財団法人くにたち文化・スポ―ツ振興財団 くにたち市民芸術小ホール

チケット

料金:一般 4,000円 / 学生 2,000円

お問合せ先:公益財団法人くにたち文化・スポ―ツ振興財団 くにたち市民芸術小ホール

TEL:042-574-1515 

【開館時間】9:00~22:00(休館日:カレンダー参照)

【チケット販売、支払受付時間】 9:00~20:00

財団ホームページ

あらすじ

天満宮のお祭りの夜。遠くから聞こえてくるお囃子。「でんでこ でこでん」。その匂いに誘われ、祭りの夜にひとり迷い込んだクーニーが出会ったのは、この地に大洪水と豊穣をもたらす金魚。金魚が歌う「君の探している人は 百年前に死んでしまったかもしれない 百年後に生まれてくるのかもしれない」。縄文から現代まで、多和田葉子が描く国立の精神地図が、くにたちの境界を超えて世界の今を見せる。